結婚できないではなく、しない男
結婚できない男というドラマを覚えているだろうか。
2000年代初期の阿部寛主演のドラマだ。
建築家で偏屈な性格の男の話で、ドラマ放送当初は「こんな偏屈な人絶対関わりたくない!でも面白い!」と思って見ていた。
最近見る機会があって見たのだが、この男の方に共感してしまうことが多々あった。
結婚に対する考え方や幸せについて考えることががらっと変わったからかもしれない。
結婚すれば必ず幸せになれるわけではないし、一人でも楽しめることはたくさんある。
そのように考えるようになったのはそういえば最近のことだ。
この主人公の男を見ていると、仕事もできるし不自由なく暮らしているし毎日が楽しそうである。
複数人で行動するより一人の方が楽しいってだけで「なんだか一人で寂しそう」と思われるのはどうなんだろう。
この男の場合は他人に対してわざわざアクションを起こして周囲を困らせるような行動や言動があった。
やりすぎはよくないと思うが彼なりに自分のテリトリーを守り幸せであるための手段としてそのような行動をとったのではないかと思う。
全くの一人で生きるなんて誰もできやしないし、複数人で行動することの楽しさも分かる。
そういうのは素直に受け止めればいいと思う。
それを理解した上で、おひとりさまの楽しさをこのドラマで再発見するのもいいと思う。
昔見たことがある人は特に印象が違って見えるはずだ。
案外この男の人生も悪くない、と。
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